育休を拒否された!? 人手不足の職場でも育休を勝ち取った方法【体験談】
育休を取ることは、法律で認められた正当な権利。
でも現実には、職場の理解や人手不足など、スムーズに話が進まないこともあります。
この記事では、僕が育休を希望した時の体験談をリアルにお伝えします。
特に、運送業界のような人手不足の現場でどうやって上司と交渉したのか、参考になればうれしいです。
育休開始の2ヶ月前、上司に相談
子どもの出産予定日が近づいてきたある日、僕は育休を取りたいという意思を固めました。
職場に迷惑をかけないよう、育休の2ヶ月前に上司へ相談。
早めに伝えることで、会社としても人員調整しやすいと思ったからです。
ところが──
「今は人手が足りないから無理」…え? それって違反では?
上司から返ってきた言葉は、想像していたものとは違いました。
「いや、今は人手が足りない。育休は厳しいな…」
正直、耳を疑いました。
でも調べてみると、育休を理由に断ること自体が法律違反。
育児・介護休業法で、労働者が条件を満たせば育休は取得できると明記されています。
めげずに交渉。「それでも取りたい」と何度も伝えた
最初の一言で諦めてしまう人もいるかもしれません。
でも僕はどうしても、子どもの成長の瞬間を見逃したくなかった。
妻と一緒に育児をしたかった。
だから、それでも育休を取りたいと、繰り返し上司に伝えました。
コンプライアンス窓口も視野に。録音して話す覚悟
万が一のために、会社のコンプライアンス窓口に相談することも考えていました。
そして、上司との話し合いにはボイスレコーダーを用意。
万が一に備えて、自分を守る手段も大切だと感じたからです。
最終的には取得に成功。環境は変わる
何度かのやり取りを経て、最終的には上司も折れてくれました。
「お前の本気は分かった。会社としても対処する」と。
あの時、諦めずに伝えてよかったと思います。
そして、声を上げることで、少しずつでも職場の意識が変わることもあると実感しました。
育休は「制度」じゃない。「権利」です
人手不足だから無理、業界的に難しい、という声はよく聞きます。
でもそれで育休を諦めてしまうのは、もったいない。
育休は、取得していいのかどうか迷うものではなく、「取るもの」。
僕の体験が、これから育休を考えている誰かの背中を押せたらうれしいです。
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