はじめに
「哺乳瓶拒否」という言葉を聞いたことはありましたが、まさか我が家にも訪れるとは思っていませんでした。
生後3ヶ月を迎えた頃、それまでスムーズに飲んでいたミルクを突然拒否。最低でも100mlは飲んでいたのに、時には10mlしか飲まない日も…。
初めての経験に夫婦そろって不安でいっぱいになりました。今回は、そんな我が家の「哺乳瓶イヤイヤ期」の体験と工夫したことを記録します。
突然のミルク拒否
それまで何の問題もなく哺乳瓶でミルクを飲んでいたわが子。
ところが3ヶ月に入ったある日、急に飲まなくなりました。
「哺乳瓶の温度?」「味に飽きた?」「体調不良?」と頭の中で原因を探しても答えは出ず、ただ不安ばかりが募っていきました。
哺乳瓶を替えてみた
そんな時に見つけたのがYouTubeの育児チャンネル。
「哺乳瓶を替えたら飲んでくれた!」という体験談を目にし、すぐに試してみることにしました。
購入したのは Pigeon 母乳実感 3ヶ月〜。
母乳に近い吸い口ということで、さっそく使ってみると…確かに飲んでくれたのです。
夫婦で「これで解決だ!」と胸を撫で下ろしました。
しかし、それも束の間。数日後にはまた飲まない日が戻ってきました。
原因は「満腹中枢」だった
さらに調べてみると、生後3ヶ月ごろから 満腹中枢が発達 し始めるとのこと。
つまり「お腹いっぱい」が分かるようになったのです。
それまで「100ml飲むのが普通」と思っていたのは、親の基準。
子どもにとっては「もういらない」のサインだったのかもしれません。
無理に飲ませようとすればするほど、子どもはますます嫌がる…。
そのことに気づいた時、少し肩の力が抜けました。
我が家の工夫:寝ている間に授乳
とはいえ、体重の増えがゆるやかになり、不安が消えるわけではありません。
「本当に足りているのかな…?」という思いに何度も押しつぶされそうになりました。
そこで試したのが、寝ている間に授乳する方法。
夜に子どもが就寝してから4時間ほど経った頃、寝ぼけている状態で哺乳瓶を口に近づけると、自然にごくごく飲んでくれたのです。
昼間は飲まなくても、夜に飲んでくれるだけで気持ちはずいぶん楽になりました。
親にとっての「学び」
今回の経験で感じたのは、子育てには「親の思い通りにならないこと」がたくさんあるということ。
そして、それを「どう工夫して乗り越えるか」が大切なんだと痛感しました。
飲まないことに焦るのではなく、
「その子なりのリズムや成長の証」だと受け止めること。
哺乳瓶イヤイヤ期は不安でいっぱいでしたが、親としての視野を広げてくれるきっかけにもなった気がします。
おわりに
生後3ヶ月で突然訪れた哺乳瓶イヤイヤ期。
最初は戸惑いと不安の連続でしたが、原因を探り、工夫を重ねる中で親として少し成長できた気がします。
今後も育児には予想外の壁が立ちはだかるはず。
それでも、「子どもと一緒に乗り越えていく」という気持ちを忘れずに、夫婦で歩んでいきたいと思います。
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