初めてのおむつ替えでやらかした大事件
育休をスタートして間もない頃。
ついにその時がやってきた。
「よし、パパが初めてのおむつ替え、やってみるよ!」
そう宣言して赤ちゃんのおしりに挑んだあの日。
正直、これほど大事件になるとは思っていなかった。
事件①:おしり拭き地獄…「え、どこまで拭くの?」
おむつを開けて、まず驚いた。
「こんなに…!?」という量。しかも、思ったより広範囲に広がってる。
おしり拭きを手に取り、慣れない手つきで拭いていく。
でも、拭いても拭いても「まだ残ってる…!」
しかもしわの奥とか、太ももの付け根とか、とにかく複雑。
焦る僕の手元から落ちた拭き取りシートが
奇跡のように新しいおむつの上にポトリ。
「はい、やり直し…」と、汗だくになりながら2枚目を準備。
その間にも赤ちゃんが泣き始めて、心がさらに焦る。
「全部拭けたと思ったら、また少し出てた…」
そんなことが3回は続いた。
最終的には、10枚以上のおしり拭きを使い果たし、
「ごめん、変わって…」と妻を呼ぶ羽目に。
事件②:テープ強すぎ問題…「苦しそうって言われた」
無事にキレイになった赤ちゃんに、新しいおむつを装着!
でもここで致命的ミス。
「ずれないように、しっかり締めるんだろうな」と思った僕は、
ガッチガチにテープを締めた。
そして包まれた赤ちゃんの顔は…なんだか苦しそう?
それを見た妻がそっと一言。
「それ、ちょっときつすぎない?」
テープをはがしてみると、
お腹にくっきり跡がついていた。
「え、そんなデリケートなの!?」と驚いたけど、
赤ちゃんの皮膚は大人の半分以下の薄さ。
ギュッと締めたせいで、かなりの圧がかかっていたらしい。
その日以来、僕はテープを指一本が入るくらいのゆとりで締めるようにしている。
事件③:まさかの噴水事件、被害者は僕
おむつ替え最大の洗礼は、やはりコレ。
赤ちゃんあるある——
「おしっこ噴水事件」。
まだ拭き終えてないタイミングで、突然ビューッ!
見事に自分の顔とTシャツに命中。
「え、今!?」と叫ぶしかなかった。
しかも、勢いに驚いた赤ちゃんがそのまま泣き出す。
慌てておしり拭きで自分の顔をぬぐい、
もう一枚のおむつで受け止めながら、
「とりあえず全部ふく…!」という謎の使命感で行動。
今では笑い話だけど、あの瞬間は本気でパニックだった。
まとめ:育児の第一歩は、失敗から始まる
初めてのおむつ替えは、
「簡単そうに見えて、実は超難しい」ってことを痛感した。
でも、あのバタバタの中で気づいたのは、
赤ちゃんに触れることの尊さと、
妻のすごさだった。
今までは当たり前に見ていた妻の動き。
あれって本当にすごいんだ。
サッと拭いて、パパっと装着して、
赤ちゃんを安心させて、しかも笑ってる。
僕はと言えば、汗だくで顔におしっこを浴びて
「育児って、戦いなんだ…」と知った日だった。
でも失敗したからこそ、わかったことがある。
「完璧じゃなくていい。関わることが大事なんだ」って。
次はもう少しスムーズにできるはず。
いや、そう信じたい。
初めてのおむつ替え、大事件だらけだったけど、
今では笑いながら話せる最高の思い出になっている。
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