僕の育休1日目。思ってたのと全然違った。
育休1日目の朝。
「今日から赤ちゃんの成長を見守りながら、のんびりとした時間を過ごせる」とワクワクして目を覚ました。
でも、そんな甘い期待は数時間で打ち砕かれることになる。
ミルクってこんなに大変?眠気との戦い
赤ちゃんのミルクは3時間おき。
これは知識として知っていたけど、実際にやってみると想像以上。
ミルクの温度は大丈夫か。メモリより少しオーバーしてもいいのか。
飲ませようとした時に、赤ちゃんがスヤスヤ…。
無理に起こすのもかわいそうだし、でも飲ませなきゃと葛藤。
抱っこして、ほっぺを軽くつついて、なんとか飲んでくれた時はホッとした。
けれどそれは序章に過ぎなかった。
おむつ・沐浴・心配…気が抜けない日々
おむつ替えは1日に10回以上。
ちょっとでも放置すると肌がかぶれてしまうから、こまめにチェック。
そして沐浴。
首を支える手がプルプル震える。
「こんなに小さい体、折れないよね?」と心配になるくらい、慎重になる。
真冬だった我が家はさらに大変。
お湯の温度は適切か?
部屋は寒くないか?
タオルを何枚も準備して、沐浴前から汗だくだった。
寝ている間も安心はできない。
静かすぎると「もしかして呼吸してない?」と心配になって、何度も顔をのぞき込んでしまう。
胸が上下しているのを確認するたびに、少し安心する。
家事の大変さと、妻への感謝
育児に加えて、自分たちの食事、洗濯、掃除、食器洗い。
やることが尽きない。
これまでどれだけ妻に頼っていたか、痛感する。
妻は出産直後で体も心も限界。
「何もしなくていいよ」と言ったけど、本当に動ける状態じゃない。
それを目の当たりにして、自分がやらなきゃと奮起する。
でも、やってもやっても終わらない。
夕方には肩がパンパンで、腰も痛い。
それでも、寝室から赤ちゃんの小さな泣き声が聞こえると、また立ち上がる。
感動した、あの小さな瞬間
夜、赤ちゃんがふっと目を開けて、こっちを見つめた。
「…あ、今、笑った?」
ほんの少し口角が上がっただけだったかもしれない。
でも、疲れ切った体に、その微笑みは奇跡のようだった。
そして、その横で眠っている妻。
ボロボロになりながら命を懸けて、我が子を産んでくれた。
どれだけ感謝してもしきれない。
こんなに可愛い赤ちゃんを産んでくれてありがとう。
妻には感謝してもしきれない。
「育休」なんて軽く聞こえる言葉だけど、
これは命を守る日々。
たった1日で、それを身をもって知った。
思ってたのと全然違った育休1日目。
でも、それ以上に、心が動いた1日でもあった。
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